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タラ犬と映画全般のブログです。時々コナ猫もあり。
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すっかりご無沙汰していました
放置してすみません。前回の記事が2009年4月。
丸1年以上放置してしまいました。
最近は映画は主にCSで見ていますが、
忘れないようにちょこちょこ書いておきたいです。
せめてタイトルだけでも…
# by tara3ya | 2010-05-06 21:08
トロピックサンダー
DVDが出るなり買ってしまいました。おばか映画です。
ベン・スティラーが監督・主演。ジャック・ブラックとロバート・ダウニー・Jr.とマシュー・マコノヒー、ニック・ノルティそしてトム・クルーズも出ています。戦争映画のパロディの体裁ですが、ホントに阿呆なのにちゃんと映画セオリーを踏襲していて妙におかしい。普段からハリウッド映画を見て「そりゃないだろ」ってツッコミいれてる人にはかなり楽しめる映画ではないかと。

ベン・スティラーの役どころは、かつてアクション連作でヒットを飛ばした売れっ子俳優ですが、演技力が必要な文芸作品にチャレンジして大コケ、この実録戦争映画でスターに返り咲きたいところ。ロバート・ダウニーJr.はアカデミー賞5回取ったオーストラリア人俳優の役ですが、その人が黒人役に入り込みすぎて肌を手術で黒くしてですね、自分を完全に見失ってます。面白い役者だな、この人。なんていうか、主要登場人物みんな自分を見失ってるな。単なるパロディ映画としても面白いんだけど、映画を作る人達、スタッフや俳優や監督やプロデューサー皆いかれてるよねって所がいいんですよ。人生とっくに破綻してる。それでも映画作る映画馬鹿たち。

こういう映画は裏側を見ると余計面白いので映像特典目当てでDVDを買ったのです。案の定、役者によるコメンタリーがとても面白かった。ベン・スティラーとロバート・ダウニーJr.とジャック・ブラックが喋ってます。いいトリオです。ベン・スティラーがとても知的で他の二人が暴走するのを穏やかに話の本筋に戻してた。さすが、監督。涙ぐましい。でもどこまで本当の話かは全然わかりません。
そして、彼らのおしゃべりの背景として音声なしで流れる映像。これがすごい。セリフなしで見るとシリアスな戦争映画の様なクオリティなんですな。焚き火のシーンのジャック・ブラックもとても男らしいいい顔をしている。言ってる事めちゃくちゃなのに、あんないい顔してるってどうなの。撮影監督は「シン・レッド・ライン」など戦争映画の名作を撮っている人だそうです。

それにしてもベン・スティラーは父母も芸能人で根っからの芸能一家で育っているのに業界の狂気をちゃんと見据えてて、たいした人だと思います。トム・クルーズの変さ、とか今まで誰もつっこめなかった部分にもスポット当ててるし(笑)
冒頭のニセ映画の予告編がまたいかにもで、これだけでも必見です。
# by tara3ya | 2009-04-27 12:56 | 新作映画感想
チェ 28歳の革命
浦河大黒座で見ました。
最近の洋画は本編の前に配給会社の配慮で「説明編」がつくんですね。「レッドクリフ」「ワルキューレ」もそうだったけど。
キューバ革命には全くと言っていいほど知識がなかったので、カストロが誰と闘っているのかよく分からなかったですが、当時のキューバは米国の経済支配下にあってですね、アメリカ側と結託した資本家や政治家だけが裕福で小作農などは悲惨な生活を送っていたという歴史的背景を押さえておけば、まあよし。革命以前のハバナのゴージャスさなんかを思い浮かべるといいですね。「ブエナビスタソシアルクラブ」で夜毎のパーティを繰り広げていた頃ですな。
あと、登場人物のファーストネームを知らないとフィデルとラウルがカストロ兄弟だとは一瞬判らない。チェは本名はエルネストですが、これは物語中でもチェって呼ばれるからわかり易いのです。

農民兵がユルくて面白かったです。ユルーく、命がけ。革命戦線に加わらなくても過酷な搾取で水呑百姓生活。同じ死ぬなら闘って死ぬ、という覚悟は皆あるんだけど何しろ南国っぽい。そんな彼らに対してゲバラはとにかく「読み書きを覚えろ、責任感を身につけろ」と教育します。自分も喘息の発作でヘロヘロなのに、行軍で疲れて休みたがる兵士に算数を教えます。偉い人です。
この映画で初めて知ったのは、フィデル・カストロがとても指導力を持ち戦略家であるという事。革命後も一人アメリカを敵に回して一歩も引かぬ強烈なカリスマ性を、引退した今も持ち続けている事を考えると、なるほど当時のパワーは幾ばかりかと。
国連で堂々と革命の意義を論じて各国代表の拍手を受けるゲバラも相当な人物なのですが、そのゲバラが協力し従うカストロ、ってすごい人なんだなあ。

そして、この映画がハリウッドで作られたというのがまた時代です。まだブッシュの時代に企画が通ってメジャー映画会社の重役がGOを出しているところが驚きです。だって、オバマの時代になってキューバに対する経済封鎖はいくらか緩和されるものの、現在もまだアメリカとキューバは敵対しているんですよ。映画の中でも何度も「米帝国主義に対抗する」という言葉が出てくるし、全体的にキューバ革命を支持する映画になっているのに、GOが出て資金が出て、ハリウッド売れっ子監督と俳優がゲバラを撮る。ハリウッドの政治的な姿勢が窺えますね。
フィデル・カストロが偉大で有能な指導者という描写になっている上に、弟のラウル・カストロがまたとても紳士的で知的な補佐役でフィデルとゲバラの間を取り持っている。現在のキューバの指導者に気を使ってないか?ソダーバーグ。

ところで、今は体調を崩して隠居したフィデル・カストロですが論客としてはまだまだ行けます。どこだかの国家元首がキューバを訪れた時にカストロを訪ねたら、カストロさん6時間近く喋り続けたらしいですから。まだまだ現役。
# by tara3ya | 2009-04-24 18:09 | 新作映画感想
スクールオブロック
ジャック・ブラックの出世作ですね。ずっと見たかったのですが見そびれて昨日NHKBSでかかったのでやっと。ジャック・ブラックは芸達者な役者さんで、ショーン・ペンの「デッドマンウォーキング」で面会に来るチンピラな弟の役とか、「キングコング」の監督の役とかシリアスな仕事も結構多いのに、こういうはじけた役だとより一層輝きますな。

普通、こういう映画は子役の演技が鍵、という感じで撮るものですがこの監督は子役は結構そっちのけで、とにかくジャック・ブラック演じるデューイが如何にロックおたくなのかを集中して撮ります。潔いです。ニセモノ教師ぶりも楽しいですが、根底に流れるロック魂。子供になんか気を使ってる場合かよ!って雰囲気がとてもいいですね。
ハリウッド映画に出演する子役達はそれぞれ子役界のエリートですから、作中のエリート小学校の生徒とかぶるのですが、ジャック・ブラックのアドリブとか監督の詳細な演技指導がないとかで結構戸惑っている風が逆に設定に沿っててリアルな感じです。
アドリブかと思うようなほとばしるロック演奏もつい「わかるわかる!」とノリノリになるいい歌詞でシャウト。
ラストの子供達とのステージもお約束ですが楽しい。でも本当にいいなあ、と思うのはエンディングのタイトルロールが流れる時の演奏ですね。子供達も楽しそうだし、あれはアドリブだよね。

そして、ハッピーエンドなのになんとなく寂しい気持ちになる理由は、ロック魂を植えつけられた子供達もいずれはそれぞれに自分の道に進んで行くんだって思えるからです。でもあのデューイは変らずいつまでもあそこでロックをシャウトし続けるんだろうなあ、って。
# by tara3ya | 2009-04-14 21:10 | 今日見た映画
ダルジール警視
ミステリチャンネルで2009年3月から始まった英国刑事ドラマ「ダルジール警視」面白いです。
ホントはダルジールでなくディールと発音するらしいです。原作本がダルジールで翻訳されて発行されているらしいので、ダルジールで。

で、このダルジール警視がとんでもないおっさんで、見た目はまるで西田敏行みたいです。西田さんよりも若干ゴツイです。見た目がゴツイだけでなくて、粗野で乱暴なのに愛嬌があってしかも頭が切れる。現場叩き揚げのノンキャリアで警視まで昇り詰めましたが、現場にガンガンでています。常に口がポカンと開いていて、舌がちょろっと覗いているからなんだか間抜けな風体なのですが、侮ってはいけません。
そんなダルジールの相棒がパスコー部長刑事。この人がまたインテリな上にハンサム。ドラマでも意味なくアップが多いです。画面一杯にパスコーの顔でも全然OKなくらいハンサムです。人当たりもソフトで、ダルジール警視に使いっ走り扱いされてもじっと我慢する性格の良さもあり。
この「美女と野獣」みたいな取り合わせと、事件そのものの微妙さでなんだか目が離せないドラマなのです。
ヨークシャー訛りも素晴らしい。
ダルジールが単独で事件を探る「秋の屍衣」が面白かったです。設定がなんだか無理なんだよ(笑)でも死亡した旦那さんのサイズの合わない服を借りてパツンパツンなベストのボタンを無理やりかけてるダルジールとか、未亡人といい仲になるダルジールとか、中世の貴族に扮するダルジールとか見所満載。妙にカッコイイのです。
# by tara3ya | 2009-04-08 17:13 | 海外ドラマ
アメリカンアイドル シーズン8
今年もやってます、アメリカンアイドル。早くもシーズン8です。
私はシーズン6から見始めたのですが、昔よりも出場者がどんどん進化しているような気がします。高校生に実力者揃い。あと、女性男性を問わず子供を持っている人が多いのも特徴かもしれないですね。若者とパパママががんばってる。

それにしても毎年ルールが変っていきます。そこんとこもなかなか面白い。去年は初めて楽器を使用してのパフォーマンスがOKとなりましたが、予選ではたぶん大型楽器(ピアノとかドラムセットとか)の設置や撤去に時間がかかったのでしょう。今年はベスト13のステージからの楽器使用となりました。
毎年ベスト12だったのが今回は特別にもう一人合格となり、ベスト13です。突然決まったらしくて、次のステージに進むための一般視聴者からの人気電話投票、13人目のは連番ではなかったです。そういう臨機応変な感じもなかなか面白い番組なんですな。今年から敗者復活システムも出来ました。でも敗者復活でベスト13に残った子が電話投票ではやはり下位になっているところを見ると、やっぱり敗退するのは運ではなくて力不足だから、と言えてしまうのかなあ。

力不足ったって、ベスト13に残ってる人達はみんな、このまますぐにデビュー出来そうなくらいの歌唱力とステージ度胸です。それが一人ずつ振るい落とされるんだから、この番組のオーディション方式が如何に厳しいかですよね。アメリカでも「芸能界のブートキャンプ」と言われているそうです。それだけに、この番組で勝ち抜いた人達はたとえ優勝しなくても、歌手デビューしている人が多いです。そして優勝者、準優勝者は新人ながら世界デビューですわ。
今年は審査員のポーラがしっかりしていて見ていてほっとします。去年はかなりぼんやりしていた。持病の腰痛治療のため強い薬の後遺症という噂まで流れましたもん。
# by tara3ya | 2009-04-06 21:41 | 海外ドラマ
女の暦
昭和29年の邦画です。今日CSで見ました。
最近、古い映画も面白いなあと思ってモノクロの邦画がかかっていたらとりあえず見ているのです。これもなかなかいい映画でした。昭和29年、「二十四の瞳」や「七人の侍」なんかも公開されている年なんですね。

小豆島に暮らす若い姉妹。クニ子(杉葉子)は小学校の教師で、末の妹実枝(香山京子)が家事をしています。二人ともお年頃ですが浮いた話はないらしい。実枝の発案で亡くなった両親や兄弟の法事を行う事に。広島に嫁いだ長女ミチ(田中絹代)と大阪に嫁いだカヤノ(花井蘭子)、東京に嫁いだ高子(轟由紀子)が戻って来ます。なんと5人姉妹か!と思って見ていると他に5人いたらしい。10人兄弟すげえ。でも、昔はそう言う家族多かったね。
長女ミチの所は子供が5人いて「私はおかあちゃんの半分しか産まなかったけど、昔の10人と今の5人じゃ苦労は同じだよね」と言ってました。昔、樽屋だったこの家で奉公していた人が「昔はのんびりしてたからねえ」と相槌を打ちます。いやー、昭和29年当時はそうか、まだ戦後の混乱期か。高子姉さんの旦那さんなどは労働争議で投獄されたらしいです。時代ですねえ。

実枝には実は結婚を考えている彼氏がいて、年かさの姉さん達が戻ってきている今、打ち明けるチャンスですがその姉さん達の結婚の苦労話や愚痴に押されて、なかなか言い出せません。そんな時、彼氏がにわとりを1羽絞めて持ってきてくれました。
「姉さん達に食べさせてやりなさい」いい彼氏です。農業試験場にお勤めです。
で、末っ子実枝ちゃんはニワトリをぶら下げたまま居間に行き、姉さん達に「実は愛し合ってる人がいて、結婚したいです!」と絶叫。姉さん達、爆笑。
その反応に戸惑う実枝ちゃんは、手持ち無沙汰風にニワトリの羽をぶちぶちとむしります。可愛いんだかなんだか。だって、ニワトリ、生だよ。ほんものだよ。そのニワトリはあとでミチ姉さんが捌いてました。

それにしても女優さん達がきれいで眼福でした。白いブラウスにAラインのスカートで、質素な衣装ながら体の線が美しい。背筋がぴんと伸びて、腕もすらりと…
舞台が小豆島と言う事でエキストラのお遍路さんがうろうろしてて、なかなか面白い背景でした。
原作者は「二十四の瞳」の壺井栄さんでした。
# by tara3ya | 2009-04-03 20:43 | なつかし映画感想
ワルキューレ
苫小牧のシネコン、レイトショーで見て来ました。
事前にドイツ版「オペレーションワルキューレ」を見て予習しておいてよかった。ほとんどドイツ軍内部の話なので、歴史的背景を知らないと誰がなんで誰と闘っている話なのがが全く見えないと思います。見る前にwikiでざっとでも知っておくとよいでしょう。

さて、どうしてもドイツ版と比較してしまいます。たぶんブライアン・シンガー監督もそれは意識していたと思います。ドイツ版ではドキュメンタリー風に淡々と進めていましたが、ハリウッド版はもうちょっと叙情的です。「絵で見せる」と言う感じ。特に、空間をたっぷりと感じさせる画面構成にうっとりです。映画的です。

冒頭のアフリカ戦線でシュタウフェンベルク大佐が連合軍の爆撃機に機銃掃射される場面での、地面に近いカメラ視点で襲いかかる飛行機の高さを見せるテクニック、素晴らしい。音響もすごかったです。私まで撃たれるかと思うような臨場感。ああ、大きい画面で見て良かった。
総統大本営「狼の巣」の夏の森の蚊の多さとか、そう言うところもリアルなんですよ。そして高い松の木々の上から1本の道を俯瞰する映像。
軍司令部の天井の高さ。
レーマー少佐が泳ぐプールを俯瞰して、ハーケンクロイツに人物が重なる演出とか。これでもかと言うくらいの空間と質量を感じさせる演出です。

しかし反ヒトラー派の人々を駆り立てる状況の悲惨さを具体的には映像にしません。各地の爆撃された市街とか、収容所の悲惨さとか、熱狂しつつ疲弊する民衆とかは出てこない。あくまでシュタウフェンベルク大佐の視点で世界を描写しています。彼にはナチスに翻弄され平伏している軍部や政治家、前線で戦い負傷した兵士は見えているけども、一般の戦争被害者や迫害されるユダヤ人の具体的な状況までは知らなかった、あるいは知る機会がなかったとも言えるのでは。
この暗殺計画はナチスの非道さに憤慨しての正義の行動ですが、大佐自身のビジョンはどこにあったのか、監督は逆説的に示しているのかな、と思いました。

事件終末の描写はドイツ版よりもあっさりしていました。しかし、誰が何を言ったのか、詳細に記録してあるのですね。セリフはほぼ一緒です。ドイツ版に比べてちょっとヒロイックな感じになっている所はやはりハリウッド映画。
ドイツ版「オペレーションワルキューレ」はとても素晴らしい出来であるのに、テレビ映画と言う事もあり知名度が今ひとつ。今回のハリウッド映画でシンガー監督で脇役にベテランを配してしかも主役がトムクル、という世界的にヒットする要因を詰め込んで、この題材を取上げたのはそれだけで功績が大きいと思うなあ。
# by tara3ya | 2009-04-02 10:31 | 新作映画感想
オペレーションワルキューレ
黒眼帯もセクシーなトム・クルーズが主演の新作映画「ワルキューレ」と同じ事実を元にした、2004ドイツ製作のテレビムービーです。
主演はセバスチャン・コッホ。「善き人の為のソナタ」で盗聴される芸術家を演じてました。「ブラックブック」では逃亡するナチス将校。ちょっと強面なハンサムで、体制に知的に反抗する役がどんぴしゃです。

物語の主役であるシュタウフェンベルク大佐は第二次大戦中のドイツの陸軍将校です。ナチズム以前から生粋のドイツ軍人であったシュタウフェンベルクは、ナチスによる「水晶の夜」などのユダヤ人迫害についてドイツの恥辱として反感を抱いていたそうです。その事件から軍内部の反ナチス運動に参加するようになったらしい。
一方戦況は苛烈を極め、シュタウフェンベルクは北アフリカ戦線にて負傷、左目と右手の全ての指、左手の2本の指を失いました。
本国に戻った大佐は上級幹部によるヒットラー暗殺計画に参加します。軍参謀として司令部に勤務し、ヒットラーにも近づける大佐は、ヒットラー暗殺計画の実行者として総統大本営「狼の巣」に赴くのです。

このドラマでは事実に沿ってとてもていねいに作ってあり、見ごたえがありました。大本営「狼の巣」の様子もとてもリアルで、爆弾を仕掛ける辺りはハラハラします。途中まで見て「なにこれ、すごい!」と思い調べてみて、実話だと気付いて更にびっくりしました。軍オタなら知っていてしかるべきエピソードだったんだな、お恥ずかしい。
クーデター計画の終焉は、ドイツ軍上級将校同士の戦いとなりました。
シュタウフェンベルグ大佐の副官ヴェルナー・フォン・ヘフテン中尉もまた漢ですな。最後で「あっ!」と言わされました。

トム・クルーズ主演の「ワルキューレ」たぶんハリウッドらしいゴージャスさで見ごたえがあると思います。監督がユダヤ系のブライアン・シンガーってとこがまた…この素材を彼はどう料理しているのでしょう。
期待できますね。あー、見に行きたい!

でもこのドイツ版もリアルさではとてもいい出来だと思うのです。
特にクーデターの後のせつなさとか、悔しさなんかは胸に沁みます。このクーデターが成功していたら、第二次世界大戦はどう変っていただろう、と思わざるを得ないのです。
# by tara3ya | 2009-03-18 17:32 | 今日見た映画
それでもボクはやってない
周防監督久々の新作で公開当時はかなり話題になりました。
主演加瀬亮さんの抑えた演技もよかったです。寄る辺無い若者がとんでもない事に巻き込まれたお話ですが、世間的には些細で「よくある話」だと言うところがツボです。
ざっと粗筋を追っただけで「あー、痴漢で冤罪、ありがちだよね」って思ってしまう。しかし体験してみなければ分からない実際の逮捕、起訴、裁判で無実の人がどうなるのかをつぶさに追体験できる映画でした。
被告人弁論で裁判官からの質問を受けるシーンでは、見ている私も「どう答えれば無罪であると通じるか」と必死に考えてしまいました。どう答えても「推定有罪」が前提だから、結局は有罪方向に解釈されてしまうのがとてもむなしいです。警察、検察が作る「有罪に持って行く流れ」に乗っていくしかない裁判官。こんな裁判ばっかりではないと思うけども、そういう現実もまたあるわけで。

つぶさ、という意味では被告人となった若者が例えば会社員であるとか、家庭があるとか、近所に密着した生活を送っていたとか言う方がよりリアルだったかもしれない。実刑を得た時の人生への影響度がよく分かると思います。
例え無実だとしても逮捕歴、実刑が出てしまえば犯罪者扱い。それまでの人生がどれほど慎ましやかで平和なものであったとしても、あっけなく崩れてしまいます。そして一度出た判決を覆すのは容易な事ではないのです。

映画情報サイトの感想フォームを読んで見たら「見ごたえはあった。が、映画として面白いかどうか」という意見が多かったです。オチとかキャラとか。いやいやいや、君達いわゆる社会派映画を見たの初めてか?すっぱり答が出ない映画ってあるんだよな。
男性の感想で「こわい、満員電車に乗れない」というのも多かったです。確かにこの映画のテーマは痴漢冤罪ですが、もっと深い問題提起もあるんじゃないかと。官僚主義的な、勝率何割ってのが大事な裁判官に自分が裁かれていいのかと。誰も守ってくれない状況で自分を守るにはどうしたらいいのか。どういう力をつけて行けばいいのか。
正面からぶつかっても勝てない時もあるもんだよ。
どれだけ裏道、抜け道を知っているかも自分の力のうちだよな。
# by tara3ya | 2009-03-14 17:04 | 今日見た映画
ドレスデン、運命の日
1945年2月。連合軍はドイツ本国に対して無差別爆撃を行いました。当時すでにドイツには抵抗する力はもはや無いという認識の上での作戦行動です。特にドレスデンは古都でもあり文化都市として有名だったので空襲はない、と大量の避難民が流入していました。その2月13日前後のドレスデンを描いた映画です。
最初はエスピオナージュもの、ナチスや軍部の非人道的な面も描き、後半の大規模爆撃シーンとつい見入ってしまう構成の映画でした。

物語の主人公は病院長を父に持つ看護士アンナです。彼女が病院の地下で出会った負傷者は実は英国のパイロットで、飛行機が撃墜されて逃げ込んでいたのでした。ハンサムな医師アレクサンダーを婚約者に持つアンナですが、英国人ロバーツに惹かれて行きます。アレクサンダーも悪い人ではない、むしろいい人。まあ、いろいろあってとうとう空爆の日。

父が手配した脱出ルートでスイスに向うアンナ一家ですが、出発直前に空爆が始まります。捕われているロバーツを助けに駅の防空壕に入らず、戻るアンナ。アレクサンダーが追います。辺りは猛火と瓦礫、そして爆弾の雨。噴出す炎に水を掛ける消防団。二人は防空壕に入るのですが出産があったり忙しい。冷酷な医師かと思われたアレクサンダーは怯える子供達に蝋燭の炎で影絵をして見せて、優しい一面もあり。
燃える階上の熱で防空壕の内部も危なくなって避難民は火災と爆撃が続く外へ出る事になります。
人々が火災で炎が渦巻く外で出て当ても無く逃げ惑う姿や炎に包まれた乳母車を引きずり歩く母、火焔上昇の竜巻に引っ張られ九死に一生のアンナ、など空爆の街がとてもリアルに描かれています。
これ、撮影中すごかっただろうな。苦労が忍ばれます。
防空壕に潜んでいる人達が全員一酸化中毒で死亡しているシーン、見ているこっちも息が詰まります。
アンナの友達のマリアとその夫のドラマもまた奥深いものでした。夫はユダヤ人なのです。

ドレスデン無差別爆撃は東京大空襲と並んで、その悲惨さと被害規模で多くが語られています。でも、ドイツでその被害を描いた映画は少ない。2006年の映画でした。監督、まだ40代だ。
# by tara3ya | 2009-03-04 14:39 | 今日見た映画
コーヒー&シガレッツ
ジム・ジャームッシュ監督の映画はこれと「デッドマン」しか見ていないのですが
モノクロの画面にちょっと引き気味の構図が個性的。
監督が長期に渡って撮り貯めた短編集で、タイトルどおりコーヒーと煙草が
どの作品でもモチーフになっています。

いろんな設定がありますが、俳優やミュージシャンが本人の役で出ている作品が
何本かあって、それが特に面白いです。役は本人ですが、設定はひとひねり。
例えばケイト・ブランシェットが二役演じている「いとこ同士」という作品では
セレブなケイトに会いに来た、顔はそっくりでもハスッパな従姉がいい味だしてます。
ハリウッドで成功してセレブとなったケイトに、ずばっと現実を言う従姉ですが
でもその格差を思い知らされる…

「いとこ同士?」という作品もよかったな。なんというか、金持ちとか有力者に
弱い人間のだめっぽさが覚めた視点で描かれていて、面白かった。
そういう作品を見る時、登場人物のせりふでは語られない心理を想像するのが
好きです。
ビル・マーレイがコーヒーショップの店員になってコーヒーポットから
コーヒーをがぶ飲みしてる作品「幻覚」もちょっと不思議な味わいで。
それぞれの煙草の吸い方もまたかっこよい。

喫茶店で煙草をふかしながらコーヒー片手にあれこれとたわいのない話を
している時間、無駄なのかもしれないけど充実感がある。
今、煙草を許可するお店が少ないからこの映画もすでに
「古きよき時代」を象徴してしまっているのかも。
# by tara3ya | 2009-03-02 21:49 | 今日見た映画
パリ、ジュテーム
今さっきCSでかかっていて、つい見入ってしまいました。
18人の監督が6分ずつの短編でパリのあちこちの場景を描いています。
主人公は地元の住人だったり、外国人観光客だったり、移民だったり
吸血鬼だったりと、さまざまです。
短編集は、かなりの部分を削ぎ落としたソリッドな味わいが魅力。
ギュッと詰まっている感じ。

テーマは「愛」ですが、恋人、家族、通りすがり、親子、別れた夫婦…
それこそ100人いれば100通り以上の物語が生まれるわけで。
場所とテーマと短い時間を与えられた監督達があの手この手で
個性的な物語を語ります。

私は「お祭り広場」のエピソードが好きでした。そのタイトルとは裏腹の
どうしようもない寂寥感というか。
始まりのシーンのレリーフがいいですが、最後の二つのコーヒーカップも美しい。
「マレ地区」の終わり方も好きです。この先の二人の姿を髣髴とさせる。
映画の中の物語と同様に、見た人にも幾通りもの感想が生まれるのがいいですね。

それにしても、たった6分じっと見ていられない自分の落ち着きのなさに
ちょっと呆れました。短編だから目を離したらすぐに次の物語に移っちゃう。
# by tara3ya | 2009-02-25 14:19 | 今日見た映画
ロッキー
しばらくこちらを放置しておりましたが、またちょこちょこ書こうと思ってます。
放置期間も映画はいろいろ見ているのです。忘備録代わりに書かないと。

第81回アカデミー賞授賞式もおわりまして、とても楽しかった。
今年のショーは素晴らしい。ヒュー・ジャックマン最高です。
たぶん今年の授賞式はアカデミー賞の歴史に残る出来だと思います。

で、CSの映画チャンネルでは過去のアカデミー賞受賞作をたくさん放送しています。
「ロッキー」を見ました。
ちゃんと見たのは初めてなのです。ロッキーいい子じゃん!
不器用なまでに純朴で正義感が強く、意外と躾がいい人だったのですね。
やんちゃなイマイチボクサーが大勝負を前に心を入れ替えて勝利、という
ストーリーを勝手に作っていました。すみません。
むしろ、真面目に一生懸命に生きてきた人はいつかきっと報われる、という
ハートウォーミングな物語だったのですな。

エイドリアンをデートに誘うあたりの歯がゆいようなドキドキっぷり。
エイドリアンの兄ちゃんの駄目人生とか、老トレーナーのやるせなさとか
周りの人達の人生も描いて、なるほどこれはいい映画。
その後のスポコン路線を抜きにして、この1作目は大好きです。
# by tara3ya | 2009-02-24 16:05 | なつかし映画感想
帝銀事件 死刑囚
WOWOWをかけたらモノクロ日本映画が映った。最近そういうのも面白いかも、と思って見だしたら「帝銀事件」だった。私が見始めたのはすでに平沢さんが逮捕され、尋問を受けている辺りでした。

帝銀事件とは昭和23年東京で12人が毒殺された凶悪事件です。平沢さんは現場に残された名刺から、その名刺を渡された人間の中でアリバイがなく出自不明の大金を持っていたと言う事で走査線に浮上、逮捕後に自白し犯人とされ裁判で死刑を宣告されました。
映画ではマスコミが事件を追って、独自の調査もしつつ逆に平沢極悪人という世論も煽り、証人も平沢犯人ありきという先入観で発言したせいで、それが裁判の結果にも影響したという面も描いています。
平沢さんには病歴がありそのせいで虚言もあったとか。取調べの際の過酷さや平沢さん自身の妄想、世論のフラストレーション、マスコミの無責任報道。そう言ったものが相まったなんとも煮え切らない鑑賞後の印象ですが、知っていたようで知らなかった帝銀事件。改めて勉強したいと思いました。

この映画で何が衝撃だったかと言うと、1964年(昭和39年)映画製作当時ですでにこれは冤罪であるとはっきり分かっている事です。昭和23年の事件発生から16年。23年当時は言えない事も39年には言えるようになっていたんですね。昔の事件だから仕方ない、と言うわけではなく、むしろ、昔の日本人の方が今よりもずっと倫理観は高かった。それなのにこういった誰もがそれは違う、と感じるような冤罪もまかり通ってしまう。早くから軍部の犯行だと言われていたにも関わらずそれは押しつぶされていく過程も興味深いです。

拷問のような刑事の取調べから自殺未遂への経緯は見逃したのですが、一転検察に協力してありもしない自白調書を滔々と述べ始める平沢さんの心情。それが事実とは全く違うのに「あんたの言う事は本当じゃないと思っている」と言いつつ調書を取る検事。今は認めてもこんな間違いは必ずいつか世の中が正すだろう、と双方が思っているようでした。しかしそうはならなかった。

熊井啓監督はこれが監督デビュー作とはすごいです。どうも聞いた名前だなと思ったら「黒部の太陽」「ひかりごけ」「サンダカン八番妾館」などの監督だった。日本映画すごいな。
# by tara3ya | 2008-09-25 10:34 | なつかし映画感想
女と味噌汁
日本映画専門チャンネルで五所兵之助監督作品を放送中です。五所監督と言えば1931年日本初のトーキー映画「マダムと女房」を撮った人として映画史に残ってます。あと、川端康成「伊豆の踊り子」を初めて映画化した監督。人情と叙情の監督なのです。

この映画「女と味噌汁」は1968年五所監督の遺作となりました。同名のテレビドラマが放送され、池内淳子主演で芸者さんがアルバイトで味噌汁屋を開くという同じ設定だったそうですがそれは覚えてませんでした。

芸者てまり姐さんは芸も美貌も一流ですが身持ちが固く自他共に認める「非売品」。若い芸者(長山藍子の小桃ちゃんとか)がストリップ芸者なんかで座を盛り上げますが、てまり姐さんはその品格と知恵でお座敷をびしっと締めるかっこいい芸者さんです。ためた小金で自動車免許をとりライトバンを買って、お座敷の傍ら花町の路上で美味い味噌汁と漬物を食べさせる店を始めます。
置屋のおかみさん(山岡久乃)も一目置くてまり姐さんはお座敷での旦那さん達のあしらいもまた上手。店を開くに当たって旦那さん達の懐を宛てにするではなく、しかし法律的な手続きなんかは「お願い」しちゃいます。さすがです。あくまで非売品なので旦那さん達も手は出さない。
そんな自立した姐さんですが、なにしろもてるのでいろんな男が言い寄って来ます。
ちょっといいな、と思ったサラリーマン(川崎敬三)をアパートに泊めてやって出張デートの約束までしたら女房が乗り込んできて二人で説教しあって和解したり、女房に先立たれた開業眼科医(北村和夫)の後妻にと望まれてデートしたらその姉(京塚昌子)に芸者が後添いなんて、と罵られたり、腹違いの弟(田村正和)が現れたり、小学校の同級生の優等生ベンちゃん(佐藤慶)がエリート重役となって現れたり、下駄屋の正ちゃん(田中邦衛)はやっぱり下駄屋だったり…といろんなエピソードが盛りだくさんで見ているうちに目が離せなくなってしまいました。

1968年と言えば昭和43年。てまり姐さんの1DKのアパートには大きなテレビもあるし、ソファもあって一人暮らしにはかなり素敵な部屋です。女一人生きていくと自立している姐さんですが、映画の中ではところどころ家庭に入った芸者さんとか子沢山の同級生とか浮気相手の正妻とか、彼女と対極の生き方をしている女達の描写も差し込み、気持ちのぐらつきを表していて巧いなあ監督。

なかでも弟と妹分芸者の小桃ちゃんがいい仲になりそうになった時にてまり姐さんが思わず「あんたは将来立派なお医者様になって、こんな芸者とじゃなくもっといい縁談があるはずよ!」と本音を言ってしまうシーンが切ないです。自分は芸者も立派な職業だと精一杯がんばっているはずなのに、いざ弟が芸者風情と結婚となると大反対してしまう。小桃ちゃんを演じる若い長山藍子がいいんですよ。てまり姐さんの気持ちを汲んで、弟とちゃんと話をつけて「別れてきた」と言う。小桃ちゃんは姐さんのライトバンのお店も一生懸命手伝うしいい子なんだけど、ちょっと軽いんですね。
上記のキャストに加えて同級生の保険勧誘員(市原悦子)下駄屋のおやじ(東野英治郎)など脇役も豪華でした。自然体の面白さ、というか。これ映画館で見てもきっとなんだか満足して出て来れるなあ。
ちなみにDVD化はされていません。
# by tara3ya | 2008-09-10 20:03 | なつかし映画感想
潜水服は蝶の夢を見る
「ELLE」の編集長が突然の脳梗塞発作で倒れ、目覚めた時はロックインシンドロームとなって身動きも取れずしかし頭脳は明白という極めて珍しい症状に襲われてしまうじゃないですか。映画は彼が目覚めた時から彼の視点で始まりますが、そのスタイリッシュな演出は古いレントゲン写真を使ったオープニングタイトルから一貫しています。

この映画の裏テーマとして常に流れているのは現役「ELLE」編集長が主人公である、と言う事ですね。知的にも経済的にもそして芸術センスにも恵まれた一人の男が、それまでの自由を一切失ってなお知的であり続ける所がポイントです。これは事実を元にした映画であり、この人物は実際に忍耐強い手段で本を出版したのですが、映画としては闘病記を描くのではなく彼が如何にして死ぬまで表現せしめたかというのを主眼にしています。
「ELLE」編集長という立場がどれほどの社会地位なのか、どのような生活環境なのかを想像するには「プラダを着た悪魔」を参考にするといいかと。あのメリル・ストリープが演じる編集長が突然脳梗塞で倒れた、と想像するとそれはもう。

映像はぼやけた視点を生かして光の表現が美しいです。音も、病後のよく聞こえない感じが再現されていて自分も潜水服の中にいるような錯覚を起こします。
美しい映像、幻想的な音響、ファッショナブルな衣装、美女たち…映画では肉体の牢獄に囚われたままの彼がそれでも尚、幸せだったと言っている気がする。表現者として幸せだ。
表現しようとする気持ちに応える手段と協力者にも恵まれて、死して尚、彼を忘れない。こんな幸せ、ちょっとないよね。
この人、ラッキーすぎる、と思いました。
# by tara3ya | 2008-09-05 16:00 | 新作映画感想
バットマン ダークナイト
久し振りにシネコンで映画を見て来ました!
「バットマン ダークナイト」これはやはり大画面で見ておかないと…
いや、最近の映画はどれも大画面で見なくちゃいけないのですが、特にこれは何しろ画面が暗いのでDVDだと何が何だか余計わからないのです。

暗いのは画面だけではなく、ゴッサムシティの暗闇が余計に強調されて物語りもとてもハードでした。前回「バットマンビギンズ」はどこかノスタルジックな空気も漂っていましたが、今回はまさに21世紀の大都市の暗黒です。
前回の主な舞台は前世紀的な山岳地帯とか豪華なお屋敷だったり近未来的な都市ですが、今度のゴッサムは等身大の現在の都市でした。バットマンも古いお屋敷ではなくペントハウスに仮住まい(豪華ですけど)。まさに現代の富豪の姿ですよね。
そして市警の腐敗が前回よりも一層深くなっています。バットマン登場して以来犯罪率は減ったけど闇に潜っただけ、という現状が際立ちます。
ジョーカー登場。ヒース・レジャーのジョーカーは謎の人物でした。普通の監督ならどこかでジョーカーの素顔的な(化粧を落とすとか真情を吐露するとか)描写をしたくなると思うんですが、ノーラン監督はとにかくこの男を肉体を持った黒い謎として描きます。

光の騎士ハービー・デント検事の存在がむしろジョーカーのリアルさを削いで、だから物語としてこの映画の成功があるのかな、と思いました。ジョーカーみたいな奴は現実の世界にリアルに存在しているし予備軍だって相当数。しかしツーフェイスの、エリート検事から犯罪者への転落、正義と悪の裏表やビジュアル描写の極端さは物語ならではですよね。バットマンとジョーカーの対決だけではどう見てもジョーカーの勝ちなのです。でもデントの敗北があってこそストーリー的にはバットマンに焦点を当ててのエンディングができるわけです。
さまざまなものを失ってなおかつ戦う道を選ぶバットマン。決して人を殺さない、という彼の信条をどこまで貫けるのか。
次回作が楽しみです。

あ!今回もスケアクロウが出てきて嬉しかった。好きなんだ、キリアン・マーフィ!クレイン先生相変わらず小物相手に細かい商売してるなあ(笑)

# by tara3ya | 2008-08-28 13:21 | 新作映画感想
クリミナルマインド FBI行動分析課
FBIの歴戦の勇士ギデオン捜査官が率いるプロファイラーチームが
全米を駆け巡り難事件を解決します。
よくあるFBIもののような感じがしますが、キャラクターが素晴らしい。
中でもドクタースペンサー・リードとペネロープ・ガルシア。

リード博士は若干24歳。
天才なので古今東西の雑学から全米犯罪史、ありとあらゆる知識が頭に詰まっていて次から次と豆知識を披露します。それがうざくなく、むしろチームの皆のマスコット。
中華料理を食べるのにお箸が使えなくて「鉛筆二本でご飯が食べられますかってんだ」とか悪態をつきますが皆はそんな彼を微笑ましく見守ります。
美人同僚がお箸をゴムでしばってくれたり。愛されている。
長めのブロンドを7:3に分け、ガリガリの身体で犯人と対峙する時は同僚のタフガイが守ってくれます。

そしてガルシア女史は本部のOA室にいてチームの疑問を何台ものコンピューターと彼女自身の恐るべき検索機能でたちどころに情報を引き出し答えます。
ブリーチしたボリュームあるヘアスタイルのイケイケねえちゃん風なんですがこれがかなり有能。彼女がいなければチームは放送時間内に事件解決はできません。

ギデオン捜査官も過去があり、チームリーダーの堅物ホッチナー捜査官も固いけどいい奴。
「BONES」「コールドケース」「NCIS」「CSI各チーム」なども見てますけどこの人達は特に仲がいいです。てか、お互いに対する思惑があまりなくてむしろ尊敬があるんですわ。いいねえ。
# by tara3ya | 2008-07-16 17:03 | 海外ドラマ
アメージングレース【恵庭空知】
CSのAXNで放送中の「アメージングレース」をナントナク見ています。
アメリカのリアリティ番組で登場人物は全員アメリカ人です。
賞金100万ドルをかけて11組のカップル(老若男女いろいろです)が世界中を旅しつつゲームをクリア。小ゴールを1位でクリアすると、副賞としてアラスカやらカリブ海やらのクルージングの旅が当たります。最下位のチームはそこで脱落。たまにスペシャルルールがありまして、脱落はないものの所持金没収で次の国に行かなければなりません。どうするんだ。

ゲームの中身はといえば、ヴァイキング船を漕いだり、イケアの家具を組み立てたり。二人乗り自転車で20km走り用意してある100個くらいある巨大牧草ロールの中から次の指令を見つけるためにそれを一つずつほぐしていくゲームは過酷でした。100個の内20個に指令が入っているのですが、7時間ほぐし続けても見つからないチームがあったりね。
今日見ていたのはアフリカのセネガルで塩湖から塩を大きなたらいで汲み出して一杯になったら次の指令がもらえるというゲームでした。なんか、すごいもったいないんですけども、現地の人も応援しているので、まあ、いいのか。とにかくゲームそのものにとてもお金のかかった番組なのです。
ほとんどが若い恋人同士や夫婦のカップル。姉妹、父娘というのもいましたな。その中に一組熟年カップルががんばってます。ラブラブなのが微笑ましい。若いもんカップルはいがみあったり喚きあったりして、喧嘩してます。熟年夫婦も時たま苛立って喧嘩もしますが、夫婦共に泣きながら反省しやっぱりラブラブになります。どういう基準でこの11組が選ばれているのかは良く分からないのですが、番組的にバランスなのでしょうねえ。見ていると自然と応援する組が出来てきます。

それにしてもこの番組の出演者たちは現地の人に結構世話になるのに、交流する暇がないというか傍若無人っぽいところがさすがアメリカ製テレビ番組だと思ったりもする。
# by tara3ya | 2008-06-08 17:51 | 海外ドラマ
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